松下電器ナショナルブランドからPanasonicになった後に発売されたバブルコンポの最終フラッグシップモデルになります。1989年発売なので30年以上前の製品になりますが流石は松下電器、良質な部品、配線が使われコンデンサも自社製と徹底されています。しかし少々の調整は必要なのでメンテナンスを施し基本的な動作は問題ありません。メンテナンス内容は①アンプの空冷ファンを温度センサー、ICの不良を見越して外部USB電源にて強制運転に変更。ファンと筐体の隙間にコーキング塗布。②CDプレーヤーのピックアップレーザー出力、フォーカス、トラック調整、トレーベルト交換。③カセットデッキのテープスピードの調整。④スピーカーユニットアルミフレーム腐食の為、全数錆の除去、研磨、塗装、ロックウール追加。を行っています。特に１番重要なのはアンプの冷却ファンで新品時は内部温度に応じて回転する仕様ですが30年も経過して温度センサーもICも正常とは思えず、そのまま回転しないとアンプ焼損になるので強制運転に改良しました。後、CD、カセット共にピックアップやヘッド、タストボタンの劣化があるのでCDは音飛び、カセットは停止を押しても早送りになる時があり録音の音質も今一ですのでご了承下さい。尚スピーカーフレームはPanasonicエンブレムがゴールドなのでシャンパンゴールド二回にクリア二回の計4層で仕上げてあります。写真16枚目以降は大きさ比べや波形の測定を行っています。デッキは横幅360mmのミニコンポサイズですが、スピーカーが一般的なミニコンポより一回り大きいです。その為、低音の量感や伸びは単品コンポのスピーカー並みです。また、波形的にもTechnics/RAMSAそのものと言った音質で、他社のドンシャリとは真逆のピュアオーディオ的な音で写真17枚目スイープテストも歪み無く問題ありません。総括するとDAC内蔵の220wハイパワーアンプを幹としたとてもバランスの取れたコンポでデジタル入力3系統を生かせば昨今のデバイスをバブルの音質で楽しめる時代を超えた名機と言えます。付属品は純正リモコン、システムケーブル、電源ケーブル、RCAケーブル、AMループアンテナになり佐川急便の２個口発送になります。ご購入希望の方は事前にコメントでご連絡下さい。