西陣織の産地である京都西陣は、織り・図案・糸染などそれぞれの道を極めた職人が集結する地域。職人は自分たちが受け持つ工程に対し、最高の仕事を行います。それぞれ多くの仕事が為され、集まることで一つの織物を完成さます。これが西陣の技術の源の分業制です。制作の工程は大きく分けても20以上に分かれ、その一つ一つが職歴何十年の経験を持つ職人が受け持ちます。京都西陣となみ織物=仙福屋の大事な心臓部分です。　　　となみ織物　仙福屋宗介H.P.よりこちらの作品に触れた瞬間、思わず「…えっ？」と声を出してしまいました。まるでカシミヤのショールのようなしなやかさ、高貴な見た目からは想像も出来ないほどの柔らかな風合い。さらにはお慶びのシーンに相応しい上品なお色柄という、帯に求められる全ての要素を併せ持つ《特選の袋帯》をご紹介させて頂きます。艶やかな光沢を湛えた帯地。そこには金・銀・白などの色糸を巧みに用い、エレガントな印象を添えて。お柄には、お慶びのシーンに最適な吉祥文様【伊勢海老と若松文】他ではお見掛けすることのない、貴重なお色柄。大変手の込んだ作品に仕上がっています。また、こちらの風合いは、まるで帯ではないかのように軽やかでしっとり。実際に触れて頂けないのが残念なほど。‟ふわり”とした素晴らしいお締め心地は、袷のお着物にはもちろん単衣との相性も抜群です。黒留袖や色留袖・訪問着から、附下や色無地・江戸小紋などのセミフォーマルまで。大変に上質かつ貴重な作品ですので、 お子様・お孫様…と皆さまの思い出と共に、代々大切に受け継がれてゆくことでしょう。原材料の絹糸、染色技法、整経やデザイン、製織や検品に至るまで…その全てをこだわり抜かれた【となみ帯　仙福屋宗介】の織り成す《極上の逸品》ぜひこの機会に、艶やかなお色柄と最高級の風合いをまとって頂き、お出掛けされる先々でお慶びのお気持ちを添えて下さい。　　　　　～鎌倉ふわり～【寸法】長さ　４３８ｃｍ　　　幅　３１ｃｍ【素材・状態】正絹一度ご着用された程度の、大変きれいなお品です。