こちらは親切なお爺さんがすずめのお宿から持ち帰った「小さなつづら」をイメージし、折紙で作った「箱」の出品です。中は金銀財宝ではなく中身のないおはなしが入っております。語り部は舌を切られて顔色が黄色くなったすずめ。大分治ったみたいで、ピーチクパーチクよく喋ります。こちらのお箱小物入れ、もしくはお宅に住み着いている幸せの青い鳥の寝床にもいかがですか？サイズは縦8cm×横8cm×高さ4cmお気に召して頂けましたら折りたたみ、封筒に入れ郵送で送らせて頂きます。なお、黄色いすずめはついていきませんのでご了承下さい。中身のないおはなしはこちら↓画像4枚目参照〜白旗掲揚〜まちなかの駐車場から出庫している高級車。歩行者とトラブルがあったみたいで、大声で喧嘩をしている。「わざとぶつかってきたやろが」「前見とらんかったやろ」怖くて立ちすくんでいるとこっちにまで飛び火してきた。「あんた見とったやろ」「？！」「今から警察呼ぶから証言してや」私は目を白黒させ咄嗟に口から出まかせが出た。「ワタシチュウゴクジンダカラワカラナイヨ」するとどうだ、二人共ネイティブな中国語を喋り出した。すごい剣幕で私に何か言っている。多分怒っているんだろう。怒りの丈を私にぶつけ、気が済んだのか、二人は警察を呼ぶこともなく、立ち去った。二人共、中国語は勿論、日本語だって私より流暢だった。おろかな日本人は赤旗を揚げたつもりが白旗を揚げただけに終わった。通りがかっただけの日本人の白旗掲揚で世界に平和が訪れた。そういえば掲揚で思い出したが、小学生の時国旗掲揚する際、君が代を斉唱したりしたが、こ〜け〜の〜む〜す〜ま〜で〜をポ〜テ〜ト〜む〜す〜ま〜で〜と歌うクラスメイトがいて密やかに好きだったりした。あれは初恋だった。初恋はレモンの味が定石なのであろうが、私の初恋は芋の味。ホクホク蒸したじゃがいもの味♡だった。